よきおとずれ 2023.07.20

7月20日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「主の命令により、イスラエルの人々の共同体全体は、シンの荒れ野を出発し、旅程に従って進み、レフィディムに宿営したが、そこには民の飲み水がなかった。民がモーセと争い、『我々に飲み水を与えよ』と言うと、モーセは言った。『なぜ、わたしと争うのか。なぜ、主を試すのか。』しかし、民は喉が渇いてしかたないので、モーセに向かって不平を述べた。『なぜ、我々をエジプトから導き上ったのか。わたしも子供たちも、家畜までも渇きで殺すためなのか。』
モーセは主に、『わたしはこの民をどうすればよいのですか。彼らは今にも、わたしを石で打ち殺そうとしています』と叫ぶと、主はモーセに言われた。『イスラエルの長老数名を伴い、民の前を進め。また、ナイル川を打った杖を持って行くがよい。見よ、わたしはホレブの岩の上であなたの前に立つ。あなたはその岩を打て。そこから水が出て、民は飲むことができる。』
モーセは、イスラエルの長老たちの目の前でそのとおりにした。 彼は、その場所をマサ(試し)とメリバ(争い)と名付けた。イスラエルの人々が、『果たして、主は我々の間におられるのかどうか』と言って、モーセと争い、主を試したからである。」出エジプト記17章1節以下

イスラエルの民は、肉とパンの不満に続いて、再び水が無いと不平を言い出します。この出来事を詩編78編15-16節やイザヤ48章21節は、神様の憐れみと慈しみの出来事として想起しています。人間の弱さ、背きや罪にもかかわらず、なおも私たちを御心に覚えて慈しみ、導いてくださる神様の姿を御言葉は伝えているのです。ご自分の民のために、水を与え、パンを備えて旅路を導いて下さった神様は、ついに御自分の独り子までも十字架の上に差し出してくださったのです。私たちは、その神様の憐れみと慈しみに満ちた御心に、感謝をもってお応えする者でありたいと思います。