〜今日のみことば〜
「ファラオと家臣、またすべてのエジプト人は夜中に起き上がった。死人が出なかった家は一軒もなかったので、大いなる叫びがエジプト中に起こった。ファラオは、モーセとアロンを夜のうちに呼び出して言った。『さあ、わたしの民の中から出て行くがよい、あなたたちもイスラエルの人々も。あなたたちが願っていたように、行って、主に仕えるがよい。羊の群れも牛の群れも、あなたたちが願っていたように、連れて行くがよい。そして、わたしをも祝福してもらいたい。』エジプト人は、民をせきたてて、急いで国から去らせようとした。そうしないと自分たちは皆、死んでしまうと思ったのである。」出エジプト記12章30-33節
ファラオは、神の裁きを目の当たりにして、イスラエルの民が一刻も早くエジプトを出ていくことを願いました。「エジプト人は、民をせきたてて、急いで国から去らせようとした」とあります。けれどもファラオはたちまち心変わりし、一度は出エジプトを許したにもかかわらず、人々をエジプトに連れ戻そうと謀ります。人間の罪の姿が浮かび上がってきます。しかし、そうした現実の中にあって、神様の御業が力強く進められていくのです。主の民は、主の導きの中に生かされた民なのです。