よきおとずれ 2023.06.16

6月16日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「モーセは、妻子をろばに乗せ、手には神の杖を携えて、エジプトの国を指して帰って行った。・・・途中、ある所に泊まったとき、主はモーセと出会い、彼を殺そうとされた。ツィポラは、とっさに石刀を手にして息子の包皮を切り取り、それをモーセの両足に付け、『わたしにとって、あなたは血の花婿です』と叫んだので、主は彼を放された。」出エジプト記4章20、24-26節

モーセはついにエジプトを目指して旅立ちました。しかし、その旅の途中で、主はモーセを殺そうとされたとあります。その時、妻のツィポラが、割礼によって切り取った息子の包皮をモーセの両足に付けて「あなたは血の花婿です」と叫ぶと、主はモーセを放されたと記されています。モーセは、血が塗られ滅びが過ぎ去る経験をしたのです。「血の花婿」とは、血によって守られ、助けられた者のことを示しています。
この後に続く出エジプト記を読み進めると、過ぎ越しの羊の血が塗られた家を滅びが過ぎ越して行き、神の救いの御業が成し遂げられていく様子が記されています。
これらの血による過ぎ越しは、主キリストの十字架の血によって滅びが過ぎ越して行き、主の救いが成し遂げられていくことを指し示しています。