よきおとずれ 2023.06.03

6月3日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「ファラオはこの事を聞き、モーセを殺そうと尋ね求めたが、モーセはファラオの手を逃れてミディアン地方にたどりつき、とある井戸の傍らに腰を下ろした。
さて、ミディアンの祭司に七人の娘がいた。彼女たちがそこへ来て水をくみ、水ぶねを満たし、父の羊の群れに飲ませようとしたところへ、羊飼いの男たちが来て、娘たちを追い払った。モーセは立ち上がって娘たちを救い、羊の群れに水を飲ませてやった。
娘たちが父レウエルのところに帰ると、父は、『どうして今日はこんなに早く帰れたのか』と尋ねた。彼女たちは言った。『一人のエジプト人が羊飼いの男たちからわたしたちを助け出し、わたしたちのために水をくんで、羊に飲ませてくださいました。』父は娘たちに言った。『どこにおられるのだ、その方は。どうして、お前たちはその方をほうっておくのだ。呼びに行って、食事を差し上げなさい。』
モーセがこの人のもとにとどまる決意をしたので、彼は自分の娘ツィポラをモーセと結婚させた。彼女は男の子を産み、モーセは彼をゲルショムと名付けた。彼が、『わたしは異国にいる寄留者(ゲール)だ』と言ったからである。」出エジプト記2章15-22節より

成人となったモーセは、自分の同胞であるイスラエル人を虐待していたエジプト人を殺してしまい、逃亡の生活を贈る送る身となりました。そのモーセは、ミディアンの井戸端で、水を汲んだ女たちの水が男たちに横取りされる場に出くわし、「娘たちを救い、羊の群れに水を飲ませ」たとあります。
この二つの出来事に共通するのは、苦しめられている者の姿を見て、助けようとしたモーセの姿です。しかし、モーセはこのいずれの仕方でもなく、神様の御計画の中で、イスラエルの民を救い出す働きを担う者とされていくのです。