よきおとずれ 2023.06.01

6月1日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「エジプト王は二人のヘブライ人の助産婦に命じた。一人はシフラといい、もう一人はプアといった。『お前たちがヘブライ人の女の出産を助けるときには、子供の性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ。』 助産婦はいずれも神を畏れていたので、エジプト王が命じたとおりにはせず、男の子も生かしておいた。エジプト王は彼女たちを呼びつけて問いただした。『どうしてこのようなことをしたのだ。お前たちは男の子を生かしているではないか。』助産婦はファラオに答えた。『ヘブライ人の女はエジプト人の女性とは違います。彼女たちは丈夫で、助産婦が行く前に産んでしまうのです。』神はこの助産婦たちに恵みを与えられた。」出エジプト記1章15-20節

神を畏れる二人の助産婦の名が記されています。シフラとは「美しい」、プアは「輝き」から生じた名前です。この神を畏れる二人の助産婦は、エジプト王が命じた「性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ」との命令を退け、「エジプト王が命じたとおりにはせず、男の子も生かしておいた」のです。ここには、神を畏れることと、命を守り肯定することが切り離しがたく結びついています。また、この助産婦たちは、最終的な決定の土台を神御自身に置いていたことが分かります。わたしたちも神を畏れ、その御心に聴き従って生きる者でありたいと思います。