よきおとずれ 2023.05.31

5月31日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「ヤコブと共に一家を挙げてエジプトへ下ったイスラエルの子らの名前は次のとおりである。ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル。ヤコブの腰から出た子、孫の数は全部で七十人であった。ヨセフは既にエジプトにいた。ヨセフもその兄弟たちも、その世代の人々も皆、死んだが、イスラエルの人々は子を産み、おびただしく数を増し、ますます強くなって国中に溢れた。そのころ、ヨセフのことを知らない新しい王が出てエジプトを支配し、国民に警告した。『イスラエル人という民は、今や、我々にとってあまりに数多く、強力になりすぎた。抜かりなく取り扱い、これ以上の増加を食い止めよう。一度戦争が起これば、敵側に付いて我々と戦い、この国を取るかもしれない。』エジプト人はそこで、イスラエルの人々の上に強制労働の監督を置き、重労働を課して虐待した。」出エジプト記1章1-11節

「出エジプト記」の冒頭には、ヨセフがエジプトに下り、ヨセフの全家、つまりヤコブとその一家もエジプトに下って、イスラエルの民がエジプトで大いに増え拡がったことが記されています。しかし、やがてヨセフとその世代の人びとが死に、ヨセフを知らない王が出ると、数を増したイスラエルの民に苦役を課します。ここに、ある時には栄え、またある時は苦役を強いられたイスラエルの民の歴史が見つめられています。そして、その歴史の中を生きる民を、神が御心に覚え導くお方であることを出エジプト記は証言するのです。