よきおとずれ 2023.04.11

4月11日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。
イエスは、『…その話は何のことですか』と言われた。…その一人のクレオパという人が答えた。『エルサレムに滞在していながら、この数日そこで起こったことを、あなただけはご存じなかったのですか。
…ナザレのイエスのことです。この方は、神と民全体の前で、行いにも言葉にも力のある預言者でした。
それなのに、わたしたちの祭司長たちや議員たちは、死刑にするため引き渡して、十字架につけてしまったのです。わたしたちは、あの方こそイスラエルを解放してくださると望みをかけていました。しかも、そのことがあってから、もう今日で三日目になります。ところが、仲間の婦人たちがわたしたちを驚かせました。…天使たちが現れ、「イエスは生きておられる」と告げたと言うのです。』
イエスは言われた。『ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち、メシアはこういう苦しみを受けて、栄光に入るはずだったのではないか。』。」ルカによる福音書24章15-26節より

主イエスが十字架につけられた後、クレオパともう一人の弟子は、エマオを目指して旅しています。その旅は、かつての伝道旅行とは違います。イエス様が十字架に死んで葬られ、弟子たちは失意の中で自分たちのこれからを案じながら旅していたのではないでしょうか。しかし、そうした弟子たちの歩みに、復活のキリストは伴って歩んでおられました。そして、彼らに語りかけてくださるのです。
復活のキリストは、エマオを目指したクレオパともう一人の弟子をも、お忘れになることはありませんでした。気づくことができなかったとき、信じることができなかったとき、確信することができなかったとき、それでもなお共に歩んでくださるキリストがおられ、そのキリストの恵みの中で、二人の弟子たちは再び主の弟子として生き始めていくことが出来たのです。