よきおとずれ 2023.03.05

3月5日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「しかしヨナは主から逃れようとして出発し、タルシ
シュに向かった。ヤッファに下ると、折よくタルシシ
ュ行きの船が見つかったので、船賃を払って乗り込み
、人々に紛れ込んで主から逃れようと、タルシシュに
向かった。主は大風を海に向かって放たれたので、海
は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった
。・・・人々は互いに言った。『さあ、くじを引こう
。誰のせいで、我々にこの災難がふりかかったのか、
はっきりさせよう。』そこで、くじを引くとヨナに当
たった。・・・ヨナは彼らに言った。『わたしの手足
を捕らえて海にほうり込むがよい。そうすれば、海は
穏やかになる。わたしのせいで、この大嵐があなたた
ちを見舞ったことは、わたしが知っている。』乗組員
は船を漕いで陸に戻そうとしたが、できなかった。海
がますます荒れて、襲いかかってきたからである。つ
いに、彼らは主に向かって叫んだ。『ああ、主よ、こ
の男の命のゆえに、滅ぼさないでください。無実の者
を殺したといって責めないでください。主よ、すべて
はあなたの御心のままなのですから。』彼らがヨナの
手足を捕らえて海へほうり込むと、荒れ狂っていた海
は静まった。」ヨナ書1章3-15節より
ヨナは、自分が神様に背いたから嵐が起こったことを
悟り、「わたしの手足を捕らえて海にほうり込むがよ
い。そうすれば、海は穏やかになる。」と言いました
。確かに、ヨナは神様のお命じになったことに従わず
、別方向へと行く船に乗り嵐に遭遇します。しかし、
神が、ヨナを海に放り込めと命じられたのではないの
です。ヨナが、自分で「わたしを・・・海にほうり込
め」と言っているのです。果たして、ヨナのなすべき
ことはこのことだったのでしょうか。神が求めておら
れたのは、ヨナが悔い改めて生きることだったのでは
ないでしょうか。実際、海に放り込まれたヨナを、主
はお見捨てにならず、大魚に呑み込ませ、三日三晩の
後に浜辺に吐き出させて、新しい召命を生きる者とし
てくださったのです。大切なことは、いつでも主のも

とに立ち戻ること、悔い改めること、そして主の赦し
と恵みの中で新しく生き続けていくことなのです。