〜今日のみことば〜
「ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち、だれがあなたがたを惑わしたのか。目の前に、イエス・キリストが十字架につけられた姿ではっきり示されたではないか。」ガラテヤの信徒への手紙3章1節
使徒パウロは、ガラテヤの信徒たちに「だれがあなたがたを惑わしたのか」と語ります。普段であれば「兄弟たち」とか「あなたがた」と語り出すパウロが、「ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち」とまで語気を強めるのはなぜでしょうか。
これらの言葉には「目の前に、イエス・キリストが十字架につけられた姿ではっきり示されたではないか」と続きます。この言葉は、十字架のキリストに出会い、その救いを受け取って歩み出した信徒たちの中に、キリストから離れ、異なるものに惹かれていった人々の姿があったことを示しています。
十字架のキリストを堅く信じ、そのキリストへの信仰に生きること、それは、決して揺るがせに出来ない一大事であったのです。私たちの信仰生活においても、このことは同じ重さ、大切さをもっています。