〜今日のみことば〜
「ところでわたしは、エパフロディトをそちらに帰さねばならないと考えています。彼はわたしの兄弟、協力者、戦友であり、また、あなたがたの使者として、わたしの窮乏のとき奉仕者となってくれましたが、しきりにあなたがた一同と会いたがっており、自分の病気があなたがたに知られたことを心苦しく思っているからです。実際、彼はひん死の重病にかかりましたが、神は彼を憐れんでくださいました。彼だけでなく、わたしをも憐れんで、悲しみを重ねずに済むようにしてくださいました。そういうわけで、大急ぎで彼を送ります。あなたがたは再会を喜ぶでしょうし、わたしも悲しみが和らぐでしょう。
だから、主に結ばれている者として大いに歓迎してください。そして、彼のような人々を敬いなさい。わたしに奉仕することであなたがたのできない分を果たそうと、彼はキリストの業に命をかけ、死ぬほどの目に遭ったのです。」フィリピの信徒への手紙2章25-30節
エパフロディトは、獄中にいたパウロに奉仕するため、フィリピの教会が贈り物と共に送り出した人物です。パウロは、このエパフロディトをフィリピ教会へ送り返すにあたって、彼について語ります。
エパフロディトは「わたしの兄弟、協力者、戦友」であるとあります。協力者とは同労者という意味です。パウロはエパフロディトを単に人間的な親しみによって覚えていたのではありません。共に神の御業のために仕える同労者であるということにおいて、兄弟であり、戦友であったのです。そのエパフロディトを「主に結ばれている者として大いに歓迎してください。そして、彼のような人々を敬いなさい。」と語っています。
教会は、主の働きの奉仕者を信仰によって受け止め、信仰の心をあわせて支えることによって、共に福音に生きる歩みを続けていったのです。