〜今日のみことば〜
「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。そうすれば、とがめられるところのない清い者となり、よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう。こうしてわたしは、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、キリストの日に誇ることができるでしょう。」フィリピの信徒への手紙2章14-16節
「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。」との御言葉は、旧約聖書の出エジプトの出来事を想起させるものです。荒野を旅するイスラエルは、「モーセとアロンに向かって不平を述べ立て」(出16:2)ました。この時モーセは「あなたたちは我々に向かってではなく、実は、主に向かって不平を述べているのだ」(出16:8)と語りました。人々の不平やつぶやきはモーセやアロンに対するもののようでありましたが、実は彼らの不平は主なる神様に対するものであったのです。
御言葉が呼びかけているのは、「非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つ」こと、そして、キリストの日を心から喜ぶことができるように今を生きることなのです。