よきおとずれ 2022.10.16

10月16日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。しかし、イエス御自身は彼らを信用されなかった。それは、すべての人のことを知っておられ、人間についてだれからも証ししてもらう必要がなかったからである。イエスは、何が人間の心の中にあるかをよく知っておられたのである。」ヨハネによる福音書2章23-25節

イエス様がなさった「しるし」を見て、多くの人がイエス様を信じました。しかし、「イエス御自身は彼らを信用されなかった」とあります。
ここに出て来る人々の信仰は、イエス様の「しるし」に驚き、それゆえに主をたたえる信仰です。彼らが求めていたのは、イエス様ご自身ではなく、イエス様を通してもたらされる喜ばしく思える出来事や経験でした。けれども、そのようにしてイエス様の御業に驚き、その御業をたたえたとしても、そこにキリストへの信仰が完成することはありません。今日の箇所には、イエス様のなさることに驚き、興味を抱きながらも、信仰の本質の部分ではイエス様から離れた所にある人間の姿が示されています。信仰とは、イエス様ご自身に信頼し服従することなのです。