〜今日のみことば〜
「イエスはエルサレムへ上って行かれた。そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、鳩を売る者たちに言われた。『このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。』弟子たちは、『あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす』と書いてあるのを思い出した。」ヨハネによる福音書2章14-17節
主イエス様は、「わたしの父の家を商売の家としてはならない。」と命じられました。この御言葉は、神様が礼拝される場である神殿(教会)と、私たちとの関わりを問いただしています。神殿を「商売の家」にするとは、神殿を自分の思いや欲望を満たすための場とすることであり、本来の神殿の意義を喪失した様子を示しています。
ここには「商売の家」と、「わたしの父の家」との言葉が対照的に語られています。「わたしの父の家」とは、父である神様と御子イエス様との繋がりを表す言葉です。そして神殿は、その主イエス様を通して、私たちにとっても「私たちの父の家」であり、父である神様と私たちとの交わりの場なのです。そこは人間の私利私欲の支配する場ではなく、父である神様の御名が崇められ、父である神様の御心が成し遂げられていく場なのです。