〜今日のみことば〜
「ハレルヤ。わたしたちの神をほめ歌うのはいかに喜ばしく、神への賛美はいかに美しく快いことか。主はエルサレムを再建し、イスラエルの追いやられた人々を集めてくださる。打ち砕かれた心の人々を癒し、その傷を包んでくださる。・・・主は貧しい人々を励まし、逆らう者を地に倒される。感謝の献げ物をささげて主に歌え。竪琴に合わせてわたしたちの神にほめ歌をうたえ。・・・ 主が望まれるのは主を畏れる人、主の慈しみを待ち望む人。エルサレムよ、主をほめたたえよ。シオンよ、あなたの神を賛美せよ。主はあなたの城門のかんぬきを堅固にし、あなたの中に住む子らを祝福してくださる。」詩編147編1-3、6−7、11-13節
詩編147編は、破壊されたエルサレムの再建について語ります。しかし、この詩編は、エルサレムの神殿や街が再建されていく様子を語りません。捕囚にされた民が、主に集められ、癒され、傷を包まれ、賛美を歌う者とされていく姿を語ったのです。そして、そこに住む者たちが、神様の祝福にあずかる者とされるのだと語りました。つまり、主の都の再建は、壮麗な建物や街の整備事業に焦点があるのではありません。神様が慈しみを注いでおられる一人一人が、癒され、傷を包まれ、主を賛美する人生を与えられていくこと、そのことによって主の都は建てられていくのです。一人一人の存在が、かけがえのないものであり、大切なものなのです。