〜今日のみことば〜
「【マスキール。ダビデの詩。ダビデが洞穴にいたとき。祈り。】声をあげ、主に向かって叫び、声をあげ、主に向かって憐れみを求めよう。御前にわたしの悩みを注ぎ出し、御前に苦しみを訴えよう。わたしの霊がなえ果てているとき、わたしがどのような道に行こうとするか、あなたはご存じです。その道を行けば、そこには罠が仕掛けられています。目を注いで御覧ください。右に立ってくれる友もなく、逃れ場は失われ、命を助けようとしてくれる人もありません。主よ、あなたに向かって叫び、申します。「あなたはわたしの避けどころ、命あるものの地で、わたしの分となってくださる方」と。・・・わたしの魂を枷から引き出してください。あなたの御名に感謝することができますように。主に従う人々がわたしを冠としますように。あなたがわたしに報いてくださいますように。」詩編142編1-6、8節
洞穴に身を隠すほかない身となった信仰者の苦悩が見つめられています。彼は、迫害する者によって苦しめられ、悩みと危険の中にあります。しかし、彼は主なる神様に祈ります。そして「あなたはわたしの避けどころ」と、主なる神様への信頼の中に踏みとどまって生きるのです。
「日暮れて四方は暗く」と始まる讃美歌39番は、「よるべなき身の頼る、主よ共に宿りませ」と歌います。今日ここに生かされている私たちも、確かな避けどころ、逃れの場を主なる神様のもとに与えられています。その主が共にいてくださることのゆえに、私たちは決して一人ではないのです。「主が共に」、そして「主と共に」、今日を生きるのです。