〜今日のみことば〜
「主よ、わたしはあなたを呼びます。速やかにわたしに向かい、あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。わたしの祈りを御前に立ち昇る香りとし、高く上げた手を、夕べの供え物としてお受けください。主よ、わたしの口に見張りを置き、唇の戸を守ってください。わたしの心が悪に傾くのを許さないでください。悪を行う者らと共にあなたに逆らって、悪事を重ねることのありませんように。彼らの与える好餌にいざなわれませんように。」詩編141編1-4節
詩編の信仰者は、「わたしの・・・唇の戸を守ってください」、「わたしの心が悪に傾くのを許さないでください」、「悪事を重ねることのありませんように・・・いざなわれませんように。」と祈ります。彼の、言葉と心と行いにおいて過ちを犯すことがないように、罪を犯すことが無いようにと祈ったのです。
そのように祈る信仰者は、罪や過ちが実生活のすぐ身近なところに待ち構えており、神の助けが無ければ、人間は罪の力に飲み込まれやすい存在であることをよく知っていました。そして、日ごとに主の助けを祈りつつ生きたのです。私たちも、「我らを試みにあわせず、悪より救い出したまえ」と祈りつつ、神様の助けによって信仰の生涯を歩ませていただくのです。