〜今日のみことば〜
「主よ、あなたはわたしを究め、わたしを知っておられる。座るのも立つのも知り、遠くからわたしの計らいを悟っておられる。歩くのも伏すのも見分け、わたしの道にことごとく通じておられる。わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに、主よ、あなたはすべてを知っておられる。前からも後ろからもわたしを囲み、御手をわたしの上に置いていてくださる。その驚くべき知識はわたしを超え、あまりにも高くて到達できない。
どこに行けば、あなたの霊から離れることができよう。どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。天に登ろうとも、あなたはそこにいまし、陰府に身を横たえようとも、見よ、あなたはそこにいます。曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも、あなたはそこにもいまし、御手をもってわたしを導き、右の御手をもってわたしをとらえてくださる。」詩編139編1-10節
詩編の信仰者は、自分の人生が神様の計らいの中にあることを知りました。座る時も、立つ時も、歩く時も、伏す時も、私たちの命の営みのすべてを知っておられる神がおられるのです。また、前からも後ろからも、上にも、陰府の深みにも、神様の御支配が及んでいることが語られます。私たちが何をしているときにも、どこにいるときにも、神様は私たちを覚えていて下さるのです。たとえ、私たちが陰府に身を横たえたとしても、もはや自らの力で何もなし得ない境遇に置かれても、救いの神は私たちの神でいてくださり、私たちのために力強い御手をもって私たちを導き、右の御手で支えて下さるお方です。私たちの命もその生涯も、この全能の御手に支えられているのです。