〜今日のみことば〜
「イスラエルを養う方、ヨセフを羊の群れのように導かれる方よ、御耳を傾けてください。・・・目覚めて御力を振るい、わたしたちを救うために来てください。・・・万軍の神、主よ、あなたの民は祈っています。いつまで怒りの煙をはき続けられるのですか。あなたは涙のパンをわたしたちに食べさせ、なお、三倍の涙を飲ませられます。・・・万軍の神よ、わたしたちを連れ帰り、御顔の光を輝かせ、わたしたちをお救いください。」詩編80編2節以下
詩編の信仰者は、「イスラエルを養う方、ヨセフを羊の群れのように導かれる方よ・・・」と祈ります。彼は、主なる神様が、ご自分の民を導いてくださる「良き羊飼い」であるということを拠り所として、御名を呼びました。
しかし、この80編の御言葉は、神の怒りを見つめており、「いつまで怒りの煙をはき続けられるのですか」と神に祈ります。
詩編の信仰者は、自分たちの苦しみが神の怒りによるのだと自覚しました。そして、神が怒りを変えて救いをもたらして下さるようにと祈ったのです。彼は、神の怒りを覚えつつ、なお御前に深く遜り、主がご自分の民を導く方であることを拠り所として祈りつつ生きたのです。