〜今日のみことば〜
「神はイスラエルに対して、心の清い人に対して、恵み深い。それなのにわたしは、あやうく足を滑らせ、一歩一歩を踏み誤りそうになっていた。神に逆らう者の安泰を見て、わたしは驕る者をうらやんだ。・・・わたしは愚かで知識がなく、あなたに対して獣のようにふるまっていた。あなたがわたしの右の手を取ってくださるので、常にわたしは御もとにとどまることができる。・・・地上であなたを愛していなければ、天で誰がわたしを助けてくれようか。・・・ わたしは、神に近くあることを幸いとし、主なる神に避けどころを置く。わたしは御業をことごとく語り伝えよう。」詩編73編1−3、22-23、25、28節
詩編73編は「神は・・・恵み深い」との賛美をもってはじまります。この「恵み深い」という言葉は、「慈愛に満ちている」と訳すこともできます。しかし、この詩編の信仰者は、逆らう者たちの安泰や幸福そうな姿を見て「驕る者をうらやんだ」と言います。このことは、彼の「足を滑らせ、一歩一歩を踏み誤りそう」にします。彼は、恵み深い神様に対して懐疑的になってしまっていたのです。
けれども彼は、自分の誤りに気付かされ、本当の幸いが主なる神様から与えられることに気付かされます。神に近くあることの幸い、主の愛の中に生きる喜びに気付いたのです。