〜今日のみことば〜
「ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」。」ルカによる福音書19章6-10節
聖書を読むと、人がイエス様に従う姿を見て非難する人や、それを悪く言ったりする人たちの姿があることに気付かされます。ザアカイがイエス様に出会い、イエス様をお迎えした時、「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった」とつぶやいた者たちがいたのです。ここにこそ、人間の罪の姿が露呈しています。
主は、わたしたちを探し求め、わたしたちの救いのために来てくださり、「今日、救いがその家を訪れた」と、私たちの救いを喜んでくださるのです。キリストに従う私たちそして教会は、この喜びを共に喜び祝うように招かれています。失われた羊が見出され、失われた銀貨が見つかり、いなくなっていた弟息子が見つかったことを喜ぶように、今日の福音書の御言葉にも、ルカによる福音書が大切にしている信仰の姿が示されています。