〜今日のみことば〜
「イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、わたしを守ってください』と言っていた。裁判官は、しばらくの間は取り合おうとしなかった。しかし、その後に考えた。『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。しかし、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやって来て、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。」ルカによる福音書18章1-7節
今日の御言葉は、気を落とさずに祈ったほうが良いと言っているのではありません。気を落とさずに、「絶えず祈らなければならない」と教えています。わたしたちが祈りを捧げるのは、不正な裁判官のような存在ではありません。このたとえ話に登場する不正な裁判官は、ひっきりなしにやって来ては訴える一人のやもめをうるさく思って裁判をします。イエス様は「神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。」とお語り下さいました。私たちは、慈しみと憐れみに満ちた父である神様に祈ることを許されています。私たちに耳を傾け、わたしたちを助け救ってくださる方に祈ることが出来るのです。