〜今日のみことば〜
「安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。そのとき、イエスの前に水腫を患っている人がいた。そこで、イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。『安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。』彼らは黙っていた。すると、イエスは病人の手を取り、病気をいやしてお帰しになった。
そして、言われた。『あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。』彼らは、これに対して答えることができなかった。」ルカによる福音書14章1節以下
ファリサイ派の人々は、律法を細部まで守り抜き、信仰深く生きようとしました。ファリサイ派の人々は、律法と律法に基づく掟に服従し、それを守り抜くことが献身的な信仰者の姿であると考えたのです。そのため、安息日に生命の危機にある人以外の癒しを行うことは、彼らにとって許されないことだったのです。
しかし、主イエス様は、安息日に水腫の人を癒して、「自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」とお語りになりました。律法主義に陥ることなく、御言葉に示された神の愛を行い、分かち合って生きる歩みを主は示してくださったのです。