〜今日のみことば〜
「イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。
あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ・・・・・・。
あなたたち律法の専門家は不幸だ。知識の鍵を取り上げ、自分が入らないばかりか、入ろうとする人々をも妨げてきたからだ。」」ルカによる福音書11章46-47、52節
今日の箇所には、律法の専門家について三度「不幸だ」と語られています。第一番目に語られた「不幸」は、律法の専門家が、人に背負いきれない重荷を負わせ、自分は指一本触れず助けようとしないことについてです。第三番目の「不幸」には、人々を神の国から遠ざけている律法の専門家たちの姿が見つめられています。彼らは、神の祝福であるはずの御言葉を人の重荷とし、人々の妨げとしたというのです。
御言葉の奉仕者は、人々を神の国から遠ざけるのではなく、御言葉に示された「神の愛」、「神の救いの御心」を語り伝えるためにこそ召されているのです。聖書においては「恩寵と愛を失った信仰」などというものは、そもそも考えられません。