よきおとずれ 2022.05.30

5月30日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「 すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。『先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。』イエスが、『律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか』と言われると、彼は答えた。『「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」とあります。』イエスは言われた。『正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。』」ルカによる福音書10章25-28節

律法の専門家は、「イエスを試そうとして言った」とあります。ここに用いられている「試す」という言葉は、「誘惑する」とも訳せる言葉で、その問いを通して主を試し、その立場を失くしてしまおうとする悪しき意図から発せられた言葉です。
主イエス様を試そうとして立ち上がった律法の専門家は、「何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」と問います。しかし、彼自身が主イエス様から問い返されます。「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」と。律法の専門家は申命記6章を引用して回答します。そのとき、主イエス様は「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」と仰せになりました。律法の専門化は聖書をよく知っていました。しかし、それだけでは不十分なのです。律法を研究し、知っていることが重要なのではなく、イエス様が言われたように、それを実行することが大切なのです。信仰は生き神を愛し、人を愛する生き方となって現れるのです。