〜今日のみことば〜
「この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。・・・すると『これはわたしの愛する子、選ばれた者、これに聞け』という声が聞えた。その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。」ルカによる福音書9章28-31、35-36節
「主の変貌」あるいは「主の変容」と呼ばれる出来事が記されています。主イエス様のお姿は栄光に包まれて輝きます。主は、モーセとエリアと共にご自身の最期について、つまり受難と十字架の死についてお語りになり、天から「これはわたしの愛する子」との声が聞えます。
この出来事は、苦しみを受けて十字架に向われる主イエス様こそ、確かに神が選び遣わされた神の御子であり、栄光に輝く救い主であることを示しています。東方教会では五世紀頃から、教会暦の中で主の変容を記念してきたと言われています。