よきおとずれ 2022.04.12

4月12日【今日のみ言葉】

~今日のみことば~
「さて、イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家におられたとき、一人の女が、極めて高価な香油の入った石膏の壺を持って近寄り、食事の席に着いておられるイエスの頭に香油を注ぎかけた。弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。『なぜ、こんな無駄遣いをするのか。高く売って、貧しい人々に施すことができたのに。』イエスはこれを知って言われた。『なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。この人はわたしの体に香油を注いで、わたしを葬る準備をしてくれた。はっきり言っておく。世界中どこでも、この福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。』」マタイによる福音書26章6-13節

一人の女は、「極めて高価な香油」をイエス様の頭に注ぎかけます。彼女は、ただ心尽くしの捧げものをしたのですが、それを見た弟子たちは「無駄遣いだ」と言い、別の使い方をすべきだったと、他人の捧げものの使途まで指定します。
イエス様は「なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。」と仰せになりました。主は、彼女の捧げものと、そこにある心を受けとめて下さり、更にこの女性に対して「わたしに良いことをしてくれた」と仰せになりました。
「良いこと」とは「葬りの準備」です。この女性は、十字架に向って歩まれるイエス様に、精一杯の真心を捧げたのです。