よきおとずれ 2021.10.28

10月28日【今日のみ言葉】

~今日のみことば~
「しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。『あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。』そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。イエスは、身を起こして言われた。『婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。』女が、『主よ、だれも』と言うと、イエスは言われた。『わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。』」ヨハネによる福音書8章7-11節

昨日に続く聖書箇所です。罪を犯した女性を石で打つことができる人がいるでしょうか。主が、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」と仰せになると、「年長者から始まって、一人また一人と、立ち去って」いったと記されています。つまり、誰一人石をもって打つことができる人間などいなかったのです。ここにキリストだけがお残りになりました。しかし主イエス様も、この女性を石で打つことはなさいませんでした。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。」と仰せになりました。
人間は、人の過去を見て「あいつは罪びとだ」「あいつはこんなひどい過去をもっている」「こんな間違いをした」と非難したり、レッテルを貼ったり、言葉や態度で人を石打ちにするような存在です。しかし、主イエス様は、人の過去をもってその人を決めつけてしまうことをなさらず、罪の赦しを与え、わたしたちの前にあたらしい歩みを、恵みの将来を切り開いてくださるお方なのです。