よきおとずれ 2021.10.12

10月12日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「・・・三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。・・・」ヨハネによる福音書5章5-9節

病気で苦しんでいた人が、イエス様に助けを求めたというストーリーではありません。主イエス様が、38年も病気で苦しんでいた人をご覧になったのです。そして「良くなりたいか」とお尋ねになりました。この病人は、自分の置かれた現実を口にすることしかできませんでした。主イエス様に、治りたいとか、癒してくださいとは言えなかったのです。しかし、イエス様はこの人に「起き上がりなさい、・・・歩きなさい」と宣言され、彼はすぐに良くなって歩き出します。ここには、苦しむ者にキリストが目を向け、救いを差し出して下さるという恵みが語られています。主イエス様の愛の御業が示されているのです。