よきおとずれ 2021.07.04

7月4日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「ヨブは主に答えて言った。2 あなたは全能であり、御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。『これは何者か。知識もないのに、神の経綸を隠そうとするとは。』そのとおりです。わたしには理解できず、わたしの知識を超えた驚くべき御業をあげつらっておりました。『聞け、わたしが話す。お前に尋ねる、わたしに答えてみよ。』あなたのことを、耳にしてはおりました。しかし今、この目であなたを仰ぎ見ます。6 それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し、自分を退け、悔い改めます。」ヨブ記42章1-6節

今日は夏期伝道礼拝として、旧約聖書・ヨブ記の御言葉によって礼拝をお捧げします。
ヨブは東の国一番の富豪であり、神を畏れ、悪を避けて生きる信仰者でした。そのヨブが、突如として苦難に見舞われます。ヨブにはその苦しみの意味など分かりません。ヨブの苦難は因果応報的な苦難ではありません。ヨブは、ただ「主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」、「わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか」と信仰に踏みとどまります。しかし、その激しい苦しみの中に置かれたヨブは、ついに自分の生まれた日を呪い始めます。自分は生まれなければ良かったと語り出すのです。
このようなヨブに主はお語りになり、その御言葉を聞いたヨブは、「あなたは全能であり、御旨の成就を妨げることはできない」、「今、この目であなたを仰ぎ見ます」と語る者となりました。ヨブは、神の御言葉によって新たにされるのです。