よきおとずれ 2021.06.06

6月6日【今日のみ言葉】

〜今日のみことば〜
「木が良ければその実も良いとし、木が悪ければその実も悪いとしなさい。木の良し悪しは、その結ぶ実で分かる。蝮の子らよ、あなたたちは悪い人間であるのに、どうして良いことが言えようか。人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである。
善い人は、良いものを入れた倉から良いものを取り出し、悪い人は、悪いものを入れた倉から悪いものを取り出してくる。言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。」マタイによる福音書12章33-36節

「心にもないことを言いました」などという言葉を聞く事があります。しかし今日の福音を見ると、人の口からは「心にあふれていることが出て来る」と語られています。人間の語っている言葉を聞くと、その人の心の中が分かるというのです。
ここで主イエス様は、人間の心を「倉」にたとえて、「善い人は、良いものを入れた倉から良いものを取り出し、悪い人は、悪いものを入れた倉から悪いものを取り出」すと仰せになりました。「つまらない言葉」で心をいっぱいにするのではなく、キリストの福音、神の愛を心一杯に受けて、その恵みを賛美し伝える言葉を語るものとさせていただく事ができますように。