「主よ、敵からわたしを助け出してください。御もとにわたしは隠れます。御旨を行うすべを教えてください。あなたはわたしの神。恵み深いあなたの霊によって、安らかな地に導いてください。主よ、御名のゆえに、わたしに命を得させ、恵みの御業によって、わたしの魂を災いから引き出してください。」詩編143編9-11節
詩編の信仰者は「恵み深いあなたの霊によって、安らかな地に導いてください」と祈りました。
人間の一生を、自分の力と現実的な助けを頼りに生きるとう生き方もあります。しかし、本当の助けが必要となり、救いが必要となった「魂の危機」において、詩編の信仰者は神の救いを拠り所として生きたのです。