よきおとずれ 2021.02.22

2月22日【今日のみ言葉】

~今日のみことば~

「バビロンの流れのほとりに座り、シオンを思って、わたしたちは泣いた。竪琴は、ほとりの柳の木々に掛けた。わたしたちを捕囚にした民が、歌をうたえと言うから。わたしたちを嘲る民が、楽しもうとして「歌って聞かせよ、シオンの歌を」と言うから。どうして歌うことができようか。主のための歌を、異教の地で。」詩編137編1-4節

 

捕囚にされた民が、バビロンの流れのほとりに座って涙する姿が見つめられます。故郷と隔てられ、遠く話された人々の哀しみが読み取れます。しかし、そこで悲しみに暮れる信仰者は、シオンを思って泣いたのです。その心は、神と共にあるシオンの日々に向けられていました。

教会は受難節のときを歩んでいます。十字架のキリストが、その十字架の上で「父よ」と祈られ、「なぜわたしをお見捨てになったのですか」と叫ばれた、その叫びこそ、バビロンの流れのほとりで涙を流す人々のすべてが担われた叫び、そして祈りでした。