~今日のみことば~
「国々の偶像は金や銀にすぎず、人間の手が造ったもの。口があっても話せず、目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻と口には息が通わない。偶像を造り、それに依り頼む者は、皆、偶像と同じようになる。」詩編135編15-18節
本日、2021年の「灰の水曜日」を迎えました。この「灰の水曜日」の重要なメッセージは「悔い改め」です。
悔い改めとは、単に自分の過去や間違いを後悔することではありません。神不在の後悔と聖書が語る悔い改めでは同一ではありません。
悔い改めとは、第一には私たちの心を主なる神様へと向けることです。主に向かうことによってはじめて、私たちは主への背きと罪に気付かされます。主の大きな愛の中で、御心に背き御名を傷つけた自らの罪に気付かされます。そして真心からの悔い改めがおこります。
今日の詩編は、私たちの依り頼むべきものは、人間が作り出した偶像ではないことを明確に告げています。人間が神を思い描き、救い主を作り出していくのではく、救い主が私たちを御心にとめ、命へと呼び出して下さるのです。そこに聖書の信仰があります。