よきおとずれ 2021.02.04

2月4日【今日のみ言葉】

~今日のみことば~

「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる。と。」詩編126編5-6節

 

「涙と共に種を蒔く」とは、農夫の手の中にあった命の種を手放すことです。「種の袋を背負い泣きながら出て行った」とは、生活の糧を一度手放す行為です。

わたしたちは、全てのものを自分の手の中に握りしめていられる訳ではありません。種を大地にゆだねるように、手の中に有ったものを委ねざるを得ない経験もあります。大切な一粒を委ねるのです。破壊と虚しさの中に放棄するのではありません。一粒の麦さえも、豊かに実を結ばせてくださる神の御手の中に委ねます。その彼方に、喜びの朝が必ず訪れます。