ヨハネ黙示録2章と3章に出る7つの教会の中で、フィラデルフィア教会だけは責められるところがなかった。私たちはいったいフィラデルフィア教会がどんな教会であったのかと思わされる。


    サルディスに起こったのと同じ地震がフィラデルフィアを破壊したが(A.D.17年)、A.D.90年代までに再建されていた。この繁栄した町の主要産業は農業、皮革産業や織物業であった。


    フィラデルフィア教会には、「聖なる方、真実な方、ダビデの鍵を持つ方、この方が開けると、だれも閉じることなく、閉じると、だれも開けることがない。その方が次のように言われる。」と告げられている。


    聖なる方、真実な方とは他に比べるもののいない絶対的に真実なお方ということである。ここで勝利する教会としてのフィラデルフィア教会から学ぼう。

 

 

一.ダビデの鍵を持つ教会。


    ダビデ王国の権威を象徴する鍵のことである。神は、ダビデの子孫が永遠に続く王国を支配すると約束した(サム下7:11-16、イザ9:5-6)。


    イエスはダビデの子孫で、これらの預言を成就する選ばれた王であった。人を永遠の栄光の座に据える権能があるお方である。

 

二.主の名を否まない教会。


    どんなことにおいても主を信じ、キリストに寄り頼んで、キリストが自分の生きる源であると知った教会ということである。


    8節に「あなたは力が弱かったが、わたしの言葉を守り、わたしの名を知らないと言わなかった。」と言われる。つまり主に対して悪いことを言わなかった。


    また「あなたは忍耐についてのわたしの言葉を守った。それゆえ、地上に住む人々を試すため全世界に来ようとしている試練の時に、わたしもあなたを守ろう(10)。」と言われる。

 

三. 神の神殿の柱になる教会。


    勝利を得る者を、わたしの神の神殿の柱にしよう。彼はもう決して外へ出ることはない。わたしはその者の上に、わたしの神の名と、わたしの神の都、すなわち、神のもとから出て天から下って来る新しいエルサレムの名、そして、わたしの新しい名を書き記そう。(12)
 

   柱は家と離れ難く、家に組み込まれている。それほど密接に神と結び付けられるというのである。彼らはもはや神から離れて外に出て行くことはできない。彼らは神の名を刻まれ、完全に神のものとされる。

 

(2018年2月4日夕拝説教)